世界一周や海外旅行に出かける方、持ち物の準備はできてきましたか?
長期の旅行は衣類や洗面道具、日用品など多種多様な持ち物が必要になります。
バックパックやスーツケースの中身をどう整理整頓したらいいんだろう?
とお悩みの方に、パッキングキューブがおすすめです!
私は2023年9月から1年間の世界一周ひとり旅で24か国83都市を訪れました。
メインのバックパックは46Lで、コンパクトかつ快適に旅をするために3種類のパッキングキューブを活用していました!
この記事では、私が実際に使用しているパッキングキューブの種類や使い方を詳しく解説します。
また、パッキングキューブを使う際の注意点や選び方も紹介しますのでぜひ最後まで読んでみてくださいね!
※この記事で紹介する「パッキングキューブ」は、布製で主に衣類を収納するジッパー付きの袋を指しています。「衣類収納袋」や「仕分けケース」など異なる名称で呼ばれることもあります。
世界一周に必要な持ち物はこちらにまとめています。


パッキングキューブとは?世界一周旅行に必須のアイテム
世界一周や長期の海外旅行にパッキングキューブをおすすめする理由は、
持ち物を整理整頓できるから!
圧縮できる機能などが注目されがちですが、私は整理整頓にこそ効果を発揮すると考えています。
例えばあなたが「部屋を整理しよう!」と思ったとき、収納家具として棚を購入するとします。
それはただの大きな箱、ではありませんよね。きっと棚板や引き出しを設置して部屋にあるものを分類して収納できるようにすると思います。

バックパックも全く同じです。
多くのバックパックはメインの収納スペースがどーんと大きな空間になっています。
そこに衣類や洗面用具などを詰め込んでいくわけですが、仕切りがなく自由度が高い分、持ち物を整理整頓しづらいのも事実。
バックパックの中身も整理整頓して、それぞれの住所を決めてあげないとぐちゃぐちゃになってしまうんです!
衣類を乱雑に入れていたら「きれいな下着がもうなかった…洗濯が間に合わない!」ということにもなりかねません。
そこで、パッキングキューブの出番。
衣類を種類別、シーン別など自分なりの仕組みで分類して収納していきます。
するとただの大きなスペースだったバックパックに棚板を置くように、荷物を分類して収納することができるのです。

想像してみてください。
バックパッカーの旅は、想像以上にパッキング→移動→荷ほどきの繰り返しです。
ものの住所が決まっているということは、それだけ元の位置に戻しやすいということでもあります。
パッキングキューブを使って日々のパッキングを簡単にして旅のストレスを軽減しましょう!
パッキングキューブの効果、少しイメージしていただけたでしょうか?
次は私が使っている3種類パッキングキューブとその使い方を紹介します!
私が使った3種類のパッキングキューブと使い方を公開!
基本のパッキングキューブ

最も基本のパッキングキューブで、ジッパーで開閉できる衣類袋です。
このタイプのパッキングキューブの良い点は余計な機能がないので軽量であること。
また、私が使っていたパッキングキューブは上面がメッシュ素材なので中身を把握しやすいのも使いやすいです。
私はこのパッキングキューブをメインの衣類収納として使用していました。
4日分の着替え(Tシャツ、下着、靴下)を収納。
1日分ずつ丸めておくと、シャワーの時に1ロール取り出せばいいので楽ちんです。



私は1年間の世界一周ひとり旅でいつもジーパン+Tシャツのスタイルでした。
Tシャツと下着は5セット持っていました。使い切る前に洗濯したいので、メッシュ部分で残量を確認して洗濯のタイミングを逃さないようにしていました。
また、洗濯後も同じように1日分ずつロールにしていけば足りないものがあってもすぐにわかります。紛失の予防にもおすすめのパッキング方法です!
私が使っているのはこちら!
私は無印良品の「ポリエステルたためる仕分けケース」のSサイズを使用しています。
無印用品の商品ページ(外部サイトが開きます)

色違いで複数使ってもいいかも!
圧縮式パッキングキューブ




圧縮式の一番の特徴はそう…圧縮できること!笑
衣類を入れるスペースを開閉するジッパーと別に、真ん中にもうひとつジッパーがあります。これを閉めると圧縮できるという仕組みです。
中身を圧縮できるのでバックパックに詰めたときに余計なかさを減らしてスペースを節約できます。
プラスチック製で空気を端から押し出すタイプの圧縮袋と比べると、空気の戻りがない上に丈夫な布製です。
私は、世界一周ひとり旅の荷物のうち使用頻度の低いものを入れていました。
出し入れのたびに圧縮するのは少し手間なので、毎日使うものよりは頻度の低いものがおすすめです!
例えばハイキング用の小物や水着、予備のタオルなど、あとはその街の気候によって使わない冬服または夏服などです。
圧縮すると多少服にしわが寄ることもあるので、しわになりにくい素材の衣類が安心。
私が使っているのはこちら!
2つあり、それぞれAmazonと楽天で購入しました。
他にもいろいろな商品が販売されているので、自分のお気に入りを見つけてみてください!
筒形のパッキングキューブ


こちらも圧縮できるタイプのパッキングキューブですが、筒状の形をしています。
私が使ったのはSea to Summitというアウトドアブランドのもの。
強みは、圧縮率がすごいことと、防水であること。
筒の中に衣類を入れて口を閉じ、四隅のベルトをぎゅうぎゅう絞めて圧縮します。




このパッキングキューブの底面に使われている特殊な素材は、中の空気は排出するが水は入れないという優れもの。
上の口を閉じた状態でも空気が抜け、かつ防水もできるドライサックでもあるのです!
バックパックは万が一濡れると中身すべてが浸水してしまいますので、特に濡れたくない衣類や乾きづらい服などを入れておくと安心ですね。
私が使っているのはこちら!
メルカリでMサイズ(20L)を購入したのですが、これは大きかったです。
大きな問題ではないですが、圧縮するときにベルトをぎりぎりまで絞めないと圧縮しきらないくらいの中身でした。
13L、8L、5Lとサイズ展開が豊富なのでまた購入するなら8Lくらいかなと考えています!



防水なので海や川のアクティビティにもおすすめ!
パッキングキューブの意外な使いづらさ、選び方
実際に色んな種類のパッキングキューブを使用しました。
実体験を踏まえて、使う際の注意点や選び方を紹介します。
サイズ選びが大切!Sサイズくらいがおすすめ
バックパックの旅には、大きすぎないサイズのパッキングキューブがおすすめ!
長辺が30cmくらいがよいと思います。


楽天市場ではS~Lの3サイズがセットになった商品も販売されていますが、その中で言うならSサイズくらい。
逆にLサイズなど大きすぎるものは、バックパックに縦に入れるしかなく、荷物が増えたときなどに融通が利きません。
30cmくらいならバックパックに横向きに収納できるし、縦にも横にもふたつ重ねられます。
衣類系をまとめたい気もしますが、使用頻度の異なるものは分類してパッキングキューブに収納するのが楽だと思います!
詰めすぎ注意!カレーパン●ンを避けよう
圧縮式のパッキングキューブは、圧縮できるからとあれもこれも詰めがち。
でもよく考えてみてください。
圧縮できても重さは変わらない、という事実。
省スペースできたことをいいことに調子に乗ってたくさん衣類を詰めると、バックパックが重くなり自分が辛くなります。笑
また、パッキングの面でもデメリットが。
パッキングキューブに中身を詰めすぎると、横から見たときに某カレーパン●ンのような形になってしまいます。


こうなると、例えばふたつのパッキングキューブを重ねたときに余計な隙間が生まれてしまいます。他の荷物を隙間に詰めてもよいのですが、ちょっとコツが必要になります。
なるべく長方形を維持して詰めるのがおすすめです。
2面の圧縮式は畳む派向け!
圧縮式のパッキングキューブには1面のものと2面のものがあります。
2面のものは、ひとつのパッキングキューブでさらに分類できます。例えば、着用前の服と洗濯物とか、Tシャツとボトムスとか。


私が最初に購入したのは2面でしたが、結局使わなくなってしまいました。
なぜかというと、「2回開けるのが面倒くさかったから」。
それよりも1面のもので中身を一度に確認できた方が楽だなと思い、前述の1面のパッキングキューブに落ち着きました。
私はTシャツなどをロールして入れるタイプなので、厚みが出やすいです。2面のパッキングキューブだと片面ずつの収納ペースは1面より薄くなりますので、それも使いづらいと感じました。
逆に折り畳んで収納するタイプの方は、2面式のパッキングキューブも使いやすいと思います!
筒形は要注意!
前述した筒形のパッキングキューブは、バックパックに詰める際ちょっとコツがいります。
円筒形をしているので、圧縮後は丸っこくなります。


バックパックに詰める際、四隅に無駄な隙間が生まれてしまいます。
カレーパン●ン状態のパッキングキューブと同様、詰めづらいと感じる可能性があります。
【番外編】少量のパッキングにおすすめの裏技!
圧縮できることが強みのパッキングキューブは、中身が少なすぎるとうまく圧縮できないという面もあります。
もし1~2泊程度の旅行の着替えなら、パッキングキューブではなくジップロックがおすすめ!
すきなサイズのジップロックに衣類を入れ、9割ほど口を閉めておきます。
その状態でジップロック全体に座るようにしてお尻で空気を抜き、残りのジッパーを閉めるとあら不思議!
パッキングキューブのように余計な空気を抜いて省スペースな荷物のできあがりです。





水着やヨガウェアを入れたら周りが濡れなくていいかも!
まとめ:パッキングキューブで快適な旅を!
この記事では、パッキングキューブの種類、使い方、選び方を解説しました。
1年間の世界一周ひとり旅で24か国を訪問した私は、宿が変わった分だけパッキングしたことになります。1都市でホステルを移動したこともあったのでその数83回以上!
パッキングを楽にするには、持ち物をどのパッキングキューブに収納するか、そしてパッキングキューブをバックパックにどう詰めるか、自分なりのシステムを作るのがコツです。
最初は試行錯誤が必要ですが、自分がやりやすいように工夫してみてください。まずは国内旅行など短期の旅行で試してみるのもおすすめです。
パッキングのストレスを減らして、ぜひ快適に旅を楽しんでくださいね!
今回は以上です。
世界一周ひとり旅の持ち物についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。




Have a wonderful day 🙂
may
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