世界一周ひとり旅でやらかした!フライトの失敗談3選と中南米航空会社あるある

フライト失敗談

島国の日本から海外旅行に行くには飛行機移動が欠かせません。世界一周ともなれば多くの方は何度もフライトを経験しますよね。

飛行機を利用すればするほど、フライト関連のトラブルが避けられないものです。

私は1年間の世界一周ひとり旅で合計36回もフライトを利用しました。乗り過ごしたり入国できないなどの大きな問題こそありませんでしたが、大なり小なりのトラブルを経験してきました。

この記事では実際に私が経験した3つの失敗談を紹介します!

トラブルから学んだことも共有しますので、これから海外旅行や世界一周をされる方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

※特定の航空会社の問題ではなく、あくまで私の確認不足が原因です…!

目次

失敗談①「荷物の追加料金払わないなら乗せないよ」

トラブルの経緯

コロンビアのカルタヘナからカリに向かうラタム航空のフライトを利用しました。

チェックインカウンターで「荷物は?」と聞かれ「この2つです」とバックパックを見せたところ、「OK」と言われ、通過。

問題なさそうだなと思っていたら、搭乗口で止められました。

あなたの搭乗グループは持ち込める荷物は1つだけです

私は「チェックインカウンターではOKと言われたのに?」と理解が追いつきませんでしたが、「料金を払わないなら乗せない」と言われてしまい、120,000ペソ(約4,500円)を支払いました。

学んだこと&対策

よくよく見直したところ、私の購入した航空券は一番安いクラスのもので、持ち込める荷物は「手荷物のみ」のものでした。

チケットの予約画面では「預け入れ荷物」の追加はできたものの、「機内持ち込み」の個数を選択する箇所がなかったので、航空券代に含まれているのかと早合点してしまっていました。

結果、「手荷物のみ」のチケットで「機内持ち込み荷物」も持ち込もうとしたので追加料金がかかったのです(詳しくは後述します)。

チェックインカウンターで何も言われず通過できたのは不思議ですが、スペイン語がわからなそうな私に詳しく追及しなかったのかもしれません。

この経験で学んだことは、予約時に荷物について確認すること、不安があればチェックインカウンターで聞いてみること、です。

予約時に荷物について確認する

荷物の持ち込みについては、航空会社や航空券の価格によって規定が異なります。

世界一周のようにたくさんの航空会社を使う場合、どのウェブサイトも違って見えるのでなかなか慣れないものです。

フライトに持ち込む荷物は3種類に分けられます。

  1. 手荷物
  2. 機内持ち込み荷物
  3. 預け入れ荷物

「手荷物」は、貴重品や身の回り品を入れた小さめの荷物のことで、多くの航空会社で前の座席の下に入るサイズの荷物を指します。

「機内持ち込み荷物」は頭上のコンパートメントに入れる荷物のことで、大き目のバックパックやスーツケースなどが多いです。

収容できる荷物の量が限られるので、多くのLCC(格安航空会社)では持ち込む荷物の数に応じた追加料金が必要です。

「預け入れ荷物」は飛行機の貨物室に預けて運ばれる荷物のことで、頭上のコンパートメントに入らないサイズのものなどを指します。

こちらも機内持ち込み荷物と同様、個数やサイズ・重量によって料金がかかります。

実際に私が利用した、ラタム航空のカルタヘナーカリ間のフライトを検索してみましょう。

多くの方が「Skyscanner」など複数の航空会社のフライトを一度に検索・比較できるサイトやアプリを使っているかと思います。

検索結果の画面に表示されるのは、「最安値」の値段です。LCCを利用する場合、その価格に荷物、座席指定などの料金が追加でかかりますので比較の際は注意してくださいね!

ラタム航空公式サイトでカルタヘナ・カリ間の航空券を検索した画面。4種類の料金設定がある。Basic(USD74.42)、Light(Basic+USD17.85)、Full(Basic+USD32.13)、Premium Economy(Basic+USD65.45)

ラタム航空では、エコノミークラスの航空券も「Basic」「Light」「Full」「Premium Economy」の4種類があり、機内持ち込み荷物と預け入れ荷物の個数などが異なります。

「Basic」と「Light」の差は17.85ドル(約2,600円)です。

「Light」には12kgまでの機内持ち込み荷物(「Carry-on bag」)が含まれているので、私が搭乗口で支払った追加料金120,000ペソ(約4,500円)に比べれば、約2,000円も安く機内持ち込みができたことになります。

航空会社によって機内持ち込み、預け入れ荷物の重量やサイズの制限も異なりますのでよく確認しましょう!

チェックインカウンターで聞いてみる

最近はオンラインチェックインが多くなっており、荷物を預け入れない場合はチェックインカウンターを通過しなくてもよくなりました。

ですが、自分が予約した航空券の内容や荷物など、不安があればチェックインカウンターで聞いてみるのが最も確実です。

ラタム航空は国際線もある航空会社ですが、カルタヘナの空港で対応してくださった方はスペイン語での対応でした。

今回の反省点は、スペイン語で細かく確認するのを躊躇してしまった私のコミュニケーション不足でした。

海外のコミュニケーションはひるんでしまうこともありますが、後々のトラブルを避けるためにも不安があれば聞いてみることですね。

may

よく確認せず安さだけで選んでしまって反省…!

失敗談②:「予約ないので席ないよ」

トラブルの経緯

コロンビアのボゴタからカルタヘナに移動するフライトで、アビアンカ航空を利用した時のこと。

空港でチェックインしようとしたら「予約されていないのであなたの席はありません」と言われて大慌てでした!

オンラインで航空券を予約した際に決済が完了しておらず、予約はできていなかったらしいのです。

慌てて次に席の空いている便の予約を取り直し、その日のうちに移動することができました。

学んだこと&対策

なぜ私が「予約できた」と思ったかというと、予約サイトでクレジットカードで支払った後に、「予約番号」が表示されたからです。

計画性に欠ける私はその日、翌日のフライトを予約していました。いたっていつも通り(?)です。

フライトを選び、オプションを選び…クレジットカードで支払いをした後に、明確な説明がないまま「Problems with your purchase?」という画面が表示されました。

アビアンカ航空のサイトで表示された画面。記載されているのは「Problems with your purchase? Do not worry! Click on request help, so we can save your rate. Keep in mind your booking code: 266CLJ」の文章と「Request help」のボタン。

うまくいかなかったのかな?と思いアビアンカ航空に問い合わせると、クレジットカードの支払いがうまくいかなかったようだ、とメールの返信が来ました。

アビアンカ航空のヘルプセンターからのメール内容
「This email is a service from avianca.
Dear ●●,

We inform you that unfortunately the purchase could not be processed, due to inconsistencies in the information registered for the payment of your reservation. We invite you to make the purchase again through our sales channels using another means of payment.

It is important to note that fares and flight availability are subject to change without prior notice.

In our web site you can consult the telephone numbers of the service center.

This process was performed under the request code (#7352364).

Avianca Team.」

そこで複数回違うカードなどで試したのですが、決済後に表示される内容は変わらず。

再度問い合わせもしましたが、それ以降は返信がなくなってしまいました…。

でも画面に「Keep in mind your booking code: ●●」と表示されている。

「もしかしたら予約は押さえたけど支払いだけがうまくいっていないのかもしれない…。」

他にどうしようもないので、怪しいなと思いながらも翌日早めに空港に行くことに。

チェックインカウンターで確認してもらうと、「予約はなく席も確保されていない」とのこと。

「やっぱり予約できてなかったか…」と思いつつも、「それならもうちょっとサポートしてくれ~」と少しがっかり。笑

学んだことは、南米の航空会社はシステムが不安定なことがあるということ。そして計画性が大事ということ!笑

航空会社のシステム

最近は航空券の予約もチェックインもオンラインで済んでしまう一方で、逆に怖いのは航空会社のウェブサイトなどのシステムがうまく動作しないときです。

私は1年間の世界一周ひとり旅で7か月中南米に滞在しました。特に、コロンビアは山間部が多いのでバス移動よりフライトが便利だったのでよくフライトを利用しました。

その中で最も多かったトラブルはオンラインチェックインができないこと!

コロンビアで4回フライトを利用し、そのうち3回はオンラインチェックインができませんでした。

航空会社の公式サイトでも、アプリでも、何度やってもエラーになる。

せっかくオンラインチェックインの機能があるのに搭乗日にチェックインカウンターに並ばなくてはならないので時間もかかってしまいます。

もしかしたら予約の内容などに問題がありチェックインカウンターに来るようにというメッセージ(?)だったのでしょうか。笑

私の経験上、オンラインチェックインがうまくいかない時はなんらかのトラブルがあることが多いので、通常よりできるだけ早めに空港に行くことにしています。

may

フライトの日は他の予定を詰めないようにしてます!

失敗談③:「目的地の出国チケットないと乗れないよ」

トラブルの経緯

またまたコロンビア、ボゴタからアルゼンチンのブエノスアイレスに行くフライト。いよいよ次の国だ!とわくわくして向かったボゴタの空港。

チェックイン時に「アルゼンチンを出国するチケットを提示してください」と言われました。

あー忘れてた!

だいぶ経緯を説明しましたが見逃してもらえず…。結果的にアルゼンチンからチリに移動するバスのチケットをその場で予約してやっと搭乗券を許可されました。

学んだこと&対策

多くの国では国際線に搭乗する際、「目的地の国から出国する証明」が必要です。

私は「世界一周航空券」を利用していたので、アルゼンチン以降のフライトの予約はすでに確保していました。

(世界一周航空券については「【世界一周準備】ルートの決め方!世界一周航空券を利用したルート例を具体的に紹介」にまとめています。)

が、それはブラジルからポルトガルへのフライトの予約。

つまり「アルゼンチンから出国するチケット」は持っていなかったのです。

また、アルゼンチンの出国は、アルゼンチン側のイグアスの滝を訪問して、その日のうちにブラジル側にバスで行く予定だったので、その時点でチケットは未購入でした。

英語を話す職員さんがいたので世界一周中であると事情を説明して、アルゼンチン以降のフライトの予約はあることも伝えましたが、受け入れられず…。

結果的に、アルゼンチンからチリに移動するバスのチケットを購入してやっと搭乗することができました。

出国チケット購入までのいばらの道

この「出国チケットを買う」という行程が、いろいろと不運が重なって本当に大変でした。

最初はアビアンカ航空のキャンセル可能な航空券を購入しようと、チェックインカウンターすぐ横のチケット窓口に並びました。

(職員さん同士の談笑を眺めながら)だいぶ待つ。ひたすら待つ。

待っている間にオンラインで購入を試みるも、アビアンカ航空の公式サイトがエラーで購入できない。

窓口の順番が来てキャンセル可能な航空券を買いたい、と伝えると「キャンセル可能な航空券はオンラインでしか購入できない」と言われる。

だからオンラインで購入できないんだって…!

と何度も伝えるも「じゃあヘルプセンターにでも電話すれば」と切り捨てられました。

え、あなたもアビアンカ航空の方なのにその対応…?とびっくりしながら窓口を退散。海外だと接客業も分業制というか、自分の仕事の範囲外は手を出さない、線引きが明確な感じがします。

色々あって、職員さんに航空券じゃなくてもいいと言われたのでバスのチケットを購入。

乗らない予定のバスだったためキャンセル料が少しかかりました。

フライトの搭乗時間が迫る中、焦りまくって泣きまくったその後のなんやかんやは省略しますが、結果的には無事にアルゼンチンに入国できました。

正直なところ、出国チケットのチェックは職員さんによってあったりなかったりします。

世界一周ひとり旅で、アルゼンチンは6か国目。それまでもフライトで入国しましたが出国チケットを確認された記憶は1回くらい。

今回たまたま厳しい職員さんに当たってしまったということもあると思います。(その方がしっかりお仕事をされている証拠でもある…!)

スムーズに搭乗するために、国際線に搭乗する際はキャンセル無料のバスや航空券を事前に確保しておくのがよさそうですね。

may

踏んだり蹴ったりの一日だったけど、人生こういう日もある。笑

中南米の航空会社あるある:これに注意!

前述したのはたまたまコロンビアで起こったトラブルばかりでしたが、中南米の航空会社全体でよく起こるあるあるを共有します!

こういうものだ、と心の準備をするのに活用してください。笑

① 英語は通じないことが多い

スペイン語圏の中南米では、国際線の職員でも英語を話さない方が多い印象です。

搭乗時間が迫って焦ると余計お互いにコミュニケーションが取りづらくなってしまいますよね。

Google翻訳や空港で使えるスペイン語のフレーズを準備しておくと安心かもしれません。

英語が話せる職員がいないか聞いてみるのもよさそうです。

ちなみにアルゼンチン国営の航空会社「Aerolíneas Argentinas(アルゼンチン航空)」は、小さい街の空港でも英語を話してくれる職員さんが多くてとても嬉しかった…!

② オンラインの手続きが不調になりがち

前述の通り、アプリやウェブサイトでオンラインチェックインしようとしても、エラーが多発します。

もしオンラインの手続きがうまくいかなかったときは、早めに空港に行って、カウンターで手続きするのが無難です!

ヘルプセンターの問い合わせも回答がなかったり時間がかかったりするので、フライトが迫っている場合は対面で話すのが手っ取り早いかもしれません。

③ サービスはゆっくりめ!

中南米の方はイメージ通りとてものんびりした方が多く、空港職員でも同じです。

こちらは焦っているのに、職員さんは焦ってくれません。笑

チケット窓口で並んでいるときも、中の職員さんは出社した同僚をにこやかにハグ、そのまま談笑を始めたりして、私は「全然手が進んでないけど⁉」と思っていました。

搭乗時間が間近でこちらが急いでいるのに「Tranquila.(落ち着いて)」とのんびり言われたときは「落ち着いてる場合じゃないよ急いでよ~」と逆にイラっとしてしまいました。

でもこれが中南米なんですね!日本とは違うサービスを楽しむべきなのかもしれません。

まとめ:フライトトラブルを防ぐためにできること

この記事では、私が実際に体験したフライト失敗談3選を紹介しました。

フライトのトラブルから学んだことをまとめておきます。

  • 荷物の重量制限や追加料金のルールを事前にチェックする
  • 予約確定メールを必ず確認する(決済エラーに注意!)
  • 国際線の場合、出国チケットを準備しておく
  • 中南米の航空会社あるあるを知ってイライラしない心の準備をしておく

ぜひ私の失敗談を反面教師にして、トラブルを回避してくださいね。

万が一フライトのトラブルに見舞われても、旅が終わってみれば笑い話になるので無問題!笑

今回は以上です。

世界一周航空券についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。

Have a wonderful day 🙂

may

フライト失敗談

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この記事を書いた人

2023年9月から世界一周ひとり旅しています!
▷バンクーバーで2年ワーホリ
▷日本で5年間 webコンサルタント
▷会社を退職し世界一周ひとり旅に出発
準備の様子、旅の記録など発信します◎
旅の様子はインスタでも日々更新中!@sekai_solotravel

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