キトと聞いて、どの国かわかりますか?
エクアドルは日本人にはあまり馴染みがない国かもしれません。
世界一周ひとり旅、2か国目はエクアドルにやってきました!
この記事では、エクアドルの首都キトでの体験を共有します。
ガラパゴス諸島に行くはずだった予定は大きく狂い、キトの大自然を満喫することになりました!
そんな魅力たっぷりのキトでの体験談、ぜひ最後まで読んでくださいね。
エクアドルの首都キトに到着!

高地病
エクアドルの首都はキト。
赤道直下の国でありながら、標高が2,850mあるアンデス山脈中腹の街キトは、世界で2番目に標高が高い首都だそうです。
ちなみに1番はボリビアのラ・パス(ここもすごかった…!)。
初夏である11月後半でも肌寒いし、ちょっと坂を登ると息切れ。
「赤道」と聞いて想像していた街とはだいぶ違っていました。
ウルトラライトダウンが手放せませんでしたよ。
キトは標高約2,850mと高地にあるため、高地病を経験する可能性があります。
水分をしっかり取り、最初の数日は過度な運動や飲酒をなるべく避けて高地に慣れましょう。
現金と通貨
エクアドルではアメリカドルが公式通貨として使用されています。
地元の商店や市場では少し現金を持っているとよいでしょう。

エクアドルでは2000年まで自国の通貨スクレを使用していました。
通貨の価値が落ちたためドル化政策を行い、現在はアメリカドルを使用しています。
キトの中心地近くの貨幣博物館でも歴史を学べるそうです!スクレの紙幣も購入できます。
キトの魅力を発見するウォーキングツアー
ホステルにチェックインし、まずは無料のウォーキングツアーへ。
新しい街に到着したらウォーキングツアーに参加するのがおすすめです。
無料で街の歴史や見どころをざーっと説明してもらえ、同様に旅をしている参加者と周ることで友達もできます◎

ちなみにツアー終了時にガイドさんにチップを渡すのが一般的です。
800円~1500円くらいが相場といった感じでしょうか。
ウォーキングツアーで巡るキトの名所と魅力
キトの市街は、1978年にユネスコの世界遺産に登録されています。
- インカ帝国の古都で、保存状態が良好である
- 16世紀にスペインの植民地となってからは、南米大陸でキリスト教布教の拠点となった
といった歴史的背景があるそうです。
ちなみに南米大陸を5か月旅して感じることは、スペインの植民地支配の強力さ。
どの国も土着の宗教や言語がありながら、スペインの影響が現代も色濃く残っている。人間ってどの時代も変わらない気がします。


壊れた時計?ラテンを感じた教会巡り
街の目立つ位置にそびえたつ教会、バシリカ教会。

この教会の歴史が色んな意味で、とっても印象的でした…!
バシリカ教会 時計塔

写真では8時を指しているこの時計、時間がずれています。
というか、動いてない。
こんな目立つ位置にあるのに修繕に時間がかかるので直さないそうです。
これでいいのがラテンの国、ということなのでしょうか…!
教会の装飾にも注目!

写真中央の壁に丸いくぼみがあるのが見えますか?
本来なら装飾の彫刻などをはめ込む場所だそうですが、くぼみのまま。
そうです、この教会…
未完成です!
なぜなら「教会」として完成したら税金がかかるからだそうです。
これでいいのか、ラテンの国…すごい。
ガラパゴス諸島に行かなくても…

教会の外観を飾るガーゴイル。
ここではイグアナやカメなど、ガラパゴスの動物たちをモチーフにしています。
ガラパゴス諸島に生息する動物たちが装飾になっているのもエクアドルならではですね。
Mitad del Mundoで不思議体験!
この日は、友人がキトを案内してくれました!
グアダラハラのホステルで出会ったキト出身の女の子です。
世界の中心へ行ってみよう!Mitad del Mundo
キトに来たらぜひ赤道直下を体験しましょう!
キトから行ける観光地は2つあります。
- Mitad del Mundo(赤道記念碑公園)
- Museo Intiñan(インティニャン赤道博物館)
5分くらいの距離なのでどちらも行くのがおすすめ。
赤道記念碑公園で記念撮影
Mitad del Mundoは「世界の中心」という意味。
エクアドル(Ecuador)の国名も「赤道」を示す「equator」の単語に由来しています。
公園の中央に位置する石碑は、1700年代に赤道直下であると計測された場所に建てられました。
広々とした公園を散策したり、博物館でキトの歴史を学んだり。
高さ30mの記念碑に上ることもできちゃう。


赤道を示す黄色の線と記念碑と写真を撮ってみました!
朝のうちに行くと人が少ないです◎
インスタのプロフィール写真に使っています。
世界一周の旅にぴったりな写真かなぁとお気に入り。
インティニャン赤道博物館で赤道の魅力と科学を学ぶ

2つ目の観光ポイントはインティニャン赤道博物館。
ここでは赤道直下で起こる不思議な現象を体験できます!
赤道記念碑公園から約250mの距離にあるのですが、なぜ違う場所なのかというと…
赤道記念碑が、実は赤道直下じゃなかった!!
現代の技術で正しい赤道直下の位置にインティニャン赤道博物館を作ったのだそうです。
18世紀の計測で250mしか誤差がないのはむしろすごいのかも。
博物館は野外施設で、入場料は5ドル。
ガイドさんがエクアドルの歴史や赤道の不思議体験を解説してくれます!

北半球と南半球では水が逆回りに渦を巻く様子を、赤道直下の線をまたいで移動しながら実験してくれます。
ただ蛇口の栓を抜くだけで水は自然に右回り、左回りの渦を起こして排水溝に流れますが、赤道直下では渦を巻かずにまっすぐ流れます。

赤道直下ではたまごが立つのも有名ですね。
細い釘の上にたまごを立てられたら賞状をもらえます◎

赤道の上はまっすぐ歩けない⁉
赤道直下を目を閉じて歩くと体が重く感じてなぜかまっすぐ歩けないのです。
不思議な感覚なのですがふらふらしてすぐラインを外れてしまいます。
ぜひ体験してみてください!
私のお気に入りのホステル:The Secret Garden Quito
私がキトを満喫できたのは、このホステルのおかげといっても過言ではありません。
延泊を重ねて1週間ほど滞在したホステルの魅力はたくさんあります。
The Secret Garden Quito(ホステルを探すアプリ、Hostel Worldのページが開きます)
友達を作りやすい

ホステルの規模が大きく、大勢の旅人が宿泊しています。
ウォーキングツアーやツアーで宿泊者と一緒になる機会が多いのですぐに友達ができます。
昼はツアー、夜はルーフトップバーで盛り上がるのがおすすめ◎
オランダ、ポーランド、カナダ、イギリス、ネパールなど世界中から集まった旅人たちと出会えました!
ツアーデスク併設

ホステルの1階にツアーデスクがあり、簡単にアクティビティやツアーに申込できます。
私はウォーキングツアーやコトパクシ国立公園の2泊3日ツアーをここでお願いしました。
スタッフは英語を話せるので、日程や内容を詳しく相談しながら決めることができます!
きれいな設備

ホステルの名前に「Garden」とついているだけあって、内装もおしゃれ!
キトの街を見下ろすテラス席でくつろいだり、作業をしたり。筋トレしている猛者もいました!
ドミトリーは14人部屋くらいの大部屋でしたが、カーテンもありプライバシーも確保できて快適です。
トイレやシャワーもきれいでした!
ルーフトップバーからの眺め

ルーフトップバーからキトの街を一望できます。
バーでは食事やコーヒーを常時注文でき、夜はサルサダンスのレッスンやゲームなどアクティビティも開催されます!
軽食や飲み物を注文できるので、食事にも困りません。
おまけ
スタッフの方がたまにわんこを連れてきてくれるのですが、この子がもふもふでかわいい…!!とろけました。

ベイビーハスキー…!
まとめ
エクアドルの首都キトの体験をご紹介しました!
- ウォーキングツアー
- 世界の中心で石碑と博物館
- お気に入りホステル The Secret Garden Quito
エクアドルではガラパゴス諸島に行きたくて、すぐにキトから移動する予定でした。
でも友達と過ごしたりツアーに行くのが楽しくて。
結局キトに居座ってしまい、ガラパゴス諸島は見送りました。
旅ってこんなもんですよね…!笑
今回は以上です。
Have a wonderful day 🙂
may
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