マチュピチュ、レインボーマウンテン、古代インカ文明の残る街…。
旅行の計画を立てるのにペルーの全体像をまず知りたいという方、多いのではないでしょうか。
2023年9月に開始した1年間の世界一周ひとり旅で、3か国目となるペルーに約1か月滞在して数々の絶景を巡ってきました。
この記事ではペルーの基礎情報と私が訪れた都市やツアーをまとめて紹介します。
私が実際に巡った旅程も紹介しますので、旅の計画を立てるのに参考にしてみてください。
1か月のペルー滞在の経験を凝縮しました。ペルーを旅される方はぜひ最後まで読んでくださいね。
各都市やツアーの情報は今後別途詳しい記事を書いていきますのでそちらもお楽しみに!
ペルーの魅力: 旅の前に知っておきたい基本情報
ペルーの地理
ペルーは南米大陸の西海岸に位置し、北はエクアドル、南はチリ、東はブラジルと国境を接しています。
私はマチュピチュなどアンデスの山々のイメージを強く持っていたのですが、実はペルーは様々な異なる気候を味わえる国!
太平洋沿岸の平野、高地のアンデス山脈、アマゾンの熱帯雨林があります。
この地形によってビーチもハイキングもジャングルも楽しめる、旅にぴったりの国となっているんですね。
ペルーの歴史・文化
ペルーは古代インカ文明の発祥地であり、インカ遺跡や伝統的な文化が今も色濃く残っています。
多民族国家であり、スペインの影響を受けた文化と先住民の伝統が融合した独特の文化が形成されています。
ペルー料理は「世界の美食」とも称されていて、魚介料理、アマゾンの食材、さらにはインカ料理が楽しめます。なんとアルパカ肉も食べられます…!
中国系の移民が多いため中華とペルーのフュージョン料理「Chifa」のお店もよく見られます。お米が恋しいときも安心。
ペルーの言語
ペルーの公用語はスペイン語ですが、先住民族の言語も多く話されています。ケチュア語やアイマラ語など、地方によってはこれらの言語も広く使用されています。
旅行中に基本的なスペイン語フレーズを知っておくと役に立ちます。
ペルーの通貨
ペルーの通貨は「ペルー・ソル(PEN)」です。観光客が多いのでATMも設置されていて現地通貨のキャッシングが簡単にできます。
主要都市ではクレジットカードも利用可能ですが、地方では現金が必要な場合がありますので、少し持っておきましょう。
Banco NacionalのATMだと手数料が無料でした(2023年12月時点)。ただクスコのATMは毎日長蛇の列ですので時間に余裕をもって行ってくださいね。
ペルーの気候とベストシーズン
ペルーの気候は地域によって大きく異なります。沿岸部は乾燥した温暖な気候、アンデス地方は標高による気温差が大きく、熱帯雨林地域は湿潤で高温です。
特に、クスコやマチュピチュ地域は標高が高いため、昼夜の寒暖差が激しいです。
季節は乾季(5月〜10月)、雨季(11月〜4月)があります。ペルーへの旅行は、乾季(5月〜10月)が最もおすすめと言われます。
ちなみに、マチュピチュは雨期のため2月中は閉鎖されます。マチュピチュ観光をメインとされる方は訪問の時期にご注意ください。
ウユニ塩湖まで合わせて旅をされる場合、鏡張りは雨期がきれいと言われており1〜3月がベストシーズンとされています。
私は雨期の12月〜1月初旬にペルー、1月初旬〜中旬にボリビアと周りました。雨期でもツアーやアクティビティは実施されますのでご安心ください。
比較的午前中は晴れていることが多かった印象です。外出の際はレインジャケットを持参するのがおすすめです。
私のペルー旅程の全体像
旅行の日程と概要
ペルーには約1か月滞在しました。
いちばんの目的はマチュピチュ!両親が約30年前に訪れた場所に行ってみるという夢が叶いました。
世界一周航空券で首都リマに到着し、ペルーからボリビアのウユニ塩湖まで旅をしました。
ペルーで訪問した街は以下の通りです。
訪問地 | 日数 | 旅のメイン | 次の街への移動手段 |
---|---|---|---|
リマ | 7日 | 休養、買い物 | フライト |
アレキパ | 11日 | 白い街、コルカキャニオン | バス |
リマ | 5日 | 美食、フワカチナ | フライト |
クスコ | 11日 | マチュピチュ、レインボーマウンテン | バス |
プーノ | 1日 | チチカカ湖 | バス(ボリビアへ) |
主な移動手段はバス
ペルーは、都市間の移動にバスが便利です。長距離の移動が多くなりますが、フルフラットになるバスを利用すると夜行バスでも快適に過ごせます。
バス会社はいくつかあります。アレキパ→リマ間の18時間移動ではCivaバスを利用しました。170ソル(約6,400円)。
Civaバス
クスコからプーノ、さらにボリビアまではペルーホップというバス会社を利用して一気に移動しました。
ペルーホップについては別の記事に記載していますので参考にしてくださいね。
ペルーの周遊ルート
私は世界一周航空券でキト(エクアドル)→リマ(ペルー)と入国し、リマ→アレキパ→クスコを経て、ボリビアまで移動しました。
ペルーで出会う旅人は反対方向に旅している人も多かったです。
クスコ→アレキパ→リマという流れです。
11月までは乾季のため、私がリマに到着した12月にはメインのマチュピチュ観光を乾季のうちに終え、北上してきた旅人が多かったというわけですね。
ペルー国内は前述の通りバス移動が便利で、どちらの方向でも問題なく移動できます。
これから旅を計画される方は、ペルーの訪問時期と前後の旅程によってルートを検討してみてくださいね!
私のペルー旅の概要を解説したところで、各都市の見どころをご紹介します!
ペルー各都市の見どころ
インカ帝国の影響が色濃く残るペルーは観光大国で、魅力的な街がたくさんあります。
ぜひゆっくり巡りたいところ。
私が訪れた街の見どころや魅力を紹介します。詳細はそれぞれ別の記事で紹介していきますので気になる方はそちらもご覧くださいね!
リマ:大都市なのにビーチ
- 美食の街
- ショッピングモール「Larcomar」
- サーフィン、パラグライダー
- フワカチナへのデイトリップ
アレキパ:白い街の魅力
- 街ぶらウォーキングツアー
- サンタカタリナ修道院の散策
- 白い街
- コルカキャニオン
クスコ:インカ帝国の中心地
- インカ帝国の中心地を歩く
- San Blasエリアからの眺め
- マチュピチュ
- クスコのマイナー絶景ツアー
プーノ:世界一の標高 ティティカカ湖
- ボリビアホップでティティカカ湖へ
旅行のヒント
魅力たくさんのペルーを快適に旅するために、私が旅する中で気をつけた点や気づいたことを共有します。
交通手段
空港から中心地への移動
リマの玄関口、ホルヘ・チャベス空港(Jorge Chavez International Airport)周辺は治安があまりよくないと言われています。
空港からタクシーで中心地へ移動する場合、空港の到着口にあるタクシー会社の窓口で簡単に手配できます。空港周辺ではUberは使えません。
3社くらい窓口が並んでいますが料金は一律で65ソル(約2,500円)。行先を告げて料金を支払い、ドライバーの準備ができたら名前を呼ばれて出発します。
車内はきれいで快適!数人でシェアできるともっとお得です。
Uber、タクシーの利用
ペルー国内では基本的にUberが利用可能です。料金も日本ほど高くないので気楽に利用できます。
流しのタクシーは避けたいですが、やむを得ない場合は乗車前に料金交渉を忘れずに。事前にUberで目安の料金を調べて交渉するのがおすすめです。
また、クスコの街中には階段があったり道路が狭いなどの理由でタクシーが入れない場所があります(San Blas地区など)。途中で降ろされることがあるので注意しましょう。
おすすめのホステル
ペルーでは基本的にホステルに宿泊しました。いくつかおすすめを紹介します!
リマ:Waikiki Hostel
旅人に紹介してもらったホステル。パーティーホステルで、ルーフトップバーが深夜2時まで利用できます。お酒好きな方やホステルで友達を作りたい方におすすめ。
Waikiki Hostel(Hostel Worldのページへリンクします)
リマ:KACLLA, The Healing Dog Hostel
リマの中心地に近いホステル。こじんまりしていますが緑が多く装飾もかわいいです。追加料金で朝ごはんもつけられます。
かわいい犬を飼っていますが、懐いてくれなかった…!
KACLLA, The Healing Dog Hostel(Hostel Worldのページへリンクします)
リマ:Ancestral Hostel Barranco
リマ観光の際はミラ・フローレス地区が便利かと思いますが、少し足を延ばしてバランコ地区もおすすめ。ビーチ沿いの高級住宅街できれいな街並みです。
このホステルはきれいで快適な内装。バーもあります。短期滞在のためアクティビティには参加できませんでしたが、旅人が多い楽しそうなホステルでした!
Ancestral Hostel Barranco(Hostel Worldのページへリンクします)
アレキパ:LOS ANDES BED & BREAKFAST
アレキパでは友達と旅していたので個室に泊まりました。このホステルは中心地にとても近く、部屋数も多いのに共有スペースにデスクやソファがたくさんあり、快適です。
ホステル主催のアクティビティなどはないので、ゆっくり滞在を楽しみたい方や友達と一緒に旅行する方におすすめです!
LOS ANDES BED & BREAKFAST(Booking.comのページへリンクします)
クスコ:Viajero Kokopelli Hostel Cusco
Viajero(ビアヘロ)は、南米に多く展開するホステルチェーン。施設もきれいなところが多く、旅人が多く集まるわいわいしたホステルです。
クスコのKokopeliホステルもツアーなどのアクティビティや、ホステル敷地内のバーで開催されるカラオケ大会など楽しい企画がたくさんあります。
Viajero Kokopelli Hostel Cusco(Hostel Worldのページへリンクします)
クスコ:Samay Wasi Youth Hostels-Cusco
クスコの中でも標高の高いエリア、San Blas地区にあるホステルです。家族経営(多分)の小さなホステルで従業員が優しく、少し日本語のわかるおじちゃんがいます。
中心市から徒歩10分くらいと近いですが、坂を上っていくので着いたときには息切れ必至。でもクスコを一望できる眺めは最高です!
Samay Wasi Youth Hostels-Cusco(Hostel Worldのページへリンクします)
安全面のアドバイス
ペルーの治安
観光大国のペルーは、訪問したどの都市でも安全に感じました。
人混みや市場などではスリや盗難に気をつける必要はありますが、海外旅行に行くならどこでも必要な防犯対策で問題ないレベルかと思います。
夜行バスで移動する場合は寝ている間に盗難に遭わないよう、貴重品をセキュリティポーチに入れて身に着けたり、荷物を通路側に置かないなど気をつけましょう。
高山病
実はクスコの標高は3,399mもあります。約2,000mのマチュピチュよりも高い位置にあるんです。坂を登るだけですぐ息が上がります…!
クスコを拠点にハイキングなどさらに高地に行かれる方は、高山病に注意してくださいね。クスコに到着してから2~3日高地に順応する時間を取れると理想的です。
標高が高いとお酒が周りやすいので、到着してすぐにお酒を飲みすぎるのも要注意。十分な水分を取りましょう。
ペルーの方はコカの葉を高山病予防によく使っています。葉をお湯に入れたコカティーやキャンディなど、コカを使用した商品がたくさん売られています。または、コカの葉を直接口に含んで嚙みながらハイキングするといいんだとか。
私はお医者様に処方していただいた高山病予防薬ダイアモックスを持参しました。ハイキングなどで高地に行く前日から飲み始める予防薬です。
私は結局飲まずに終わりましたが、旅人の話では同じものが現地の薬局などでも購入できるようです。体調次第で必要なら購入するのもいいかもしれません。
まとめ
1カ月滞在したペルーは本当に見どころがたくさん。私は1カ月あっても周り切れませんでした。
インカ帝国の歴史を感じられるクスコの街並みや大自然がありながらビーチや砂漠もある。マチュピチュの遺跡やナスカなど世界遺産もてんこ盛りでどこを切り取っても絵になる国。
ぜひ次の旅行先にいかがでしょうか?
各都市やツアーの様子は今後別の記事で詳しくお伝えしますのでお楽しみに!
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