メキシコならではのカラフルな街並みや雑貨が人気のオアハカ。
最近ではピクサー映画「リメンバー・ミー」のモデルになった街としても知られています。
でもオアハカってかわいいだけじゃないんです！
オアハカに２か月半滞在した私が、オアハカで必見の観光地「モンテ・アルバン」のおすすめツアーをご紹介します！
Monte Albán（モンテ・アルバン）とは
オアハカ中心地から20～30分程度でアクセスできる、サポテカ文明の遺跡です。
「オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡」の名称で1987年に世界遺産に登録されました。
オアハカ州の盆地の「底面」から比高差400mにある山の頂上を平らにして築かれた遺跡で、
それぞれの頂上４つのエリアに分かれています。
あまりに広大すぎて、４つのうち２つのエリアは未だに開拓されていないそうです。
その広大なエリアで2,000年にわたり栄えたのがサポテカ文明です。
特殊なカレンダーを使いこなし、脳神経系の手術を行うなど豊かな知識・文化があったことがわかっています。
モンテ・アルバンはそのサポテカ文明の暮らしや文化を知るための重要な遺跡です。
ツアーの内容はこんな感じ
私が今回参加したのは「Oaxaca Dreams」という会社が催行する終日ツアー。
TripAdvisorで予約しました。
料金は4,909円（2023年9月時点）。
参考までにTripAdvisorのサイトを載せておきます。
変更される可能性がありますので、最新の情報をご確認ください。
TripAdvisorのサイト
ツアーの内容は以下の通りです。
- Monte Albán（モンテ・アルバンの遺跡巡り）
- San Antonio Arrazola（カラフルな動物のフィギュア、アレブリヘの工房見学）
- Casa Frida de mi corazón（ランチブッフェ ※別料金です）
- Ayuntamiento San Bartolo Coyotepec（黒い陶器、ブラッククレイの工房見学）
- Chocolates La Soledad（チョコレートのお店）
ツアーに参加して、特に印象的だった点をご紹介します！
「モンテ・アルバン」ツアーの見どころ！
地下室で埋葬？サポテカ人の暮らし
ツアーガイドのEroyさんはサポテカ人。
モンテ・アルバンの歴史をユーモアたっぷりに紹介してくれます。
特に印象的だったのは、亡くなった家族の埋葬の仕方。
サポテカ人は輪廻転生を信じておらず、また元の自分の身体に戻ってくると考えていました。
そのため、家族が亡くなると自宅の地下に体を安置していました。
モンテ・アルバンの遺跡では、地下室の様子も見られます。
地下室は壁画や花できれいに飾り付けられ、悲しみや暗いイメージではないのが印象的でした。
日本とは全く異なる埋葬の仕方で、興味深かったです。
勝者へのご褒美？謎のスポーツ
モンテ・アルバンには当時の球戯場が残されています。
サッカーとバスケットボールを合わせたような球技が行われていたそうです。
特徴的なのは、このスポーツでは勝者が神に捧げられたという点。
これはサポテカ人にとって悲しいことではなく、家族のために大変名誉なことだったそうです。
前述の埋葬の仕方とも関連しているのかもしれませんね。
生者の世界へのガイド役、アレブリヘ
オアハカの民芸品としても有名なAlebrijes（アレブリヘ）。
映画「リメンバー・ミー」でも登場した、亡くなった方を生者の世界へ導くガイドをする動物のことです。
星座にように生まれ年と誕生日によってどの動物が自分のアレブリヘか決まっています。
それぞれの動物に意味があるので、自分の性格や理想像に合わせて変更したり、
複数の動物を組み合わせたりしてもよいそうです。
このカラフルで複雑な模様の美しいアレブリヘに一目惚れでした…！
工房では手作業で木から動物の形を切り出す様子や、手書きで模様を描く様子を見学できます。
一切の下書きをせず、その場のインスピレーションで作成するそうです。
アレブリヘが気に入った方はオアハカ内の「San Martín Tilcajete」という街もおすすめ！
街全体でアレブリヘの工房が軒を連ねています。
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