ペルー・アレキパに滞在する観光客のメインアトラクション、コルカ渓谷。
世界一周ひとり旅で、ペルーに約1か月滞在した私は、2日間でコルカ渓谷の魅力を堪能できるちょっと贅沢なツアーに参加しました!
この記事にコルカ渓谷での体験を凝縮しました。ペルー旅行を計画中の方はぜひ最後まで読んでくださいね!
難航したツアー選び…!
アレキパの街中にはたくさんの旅行会社があり、どこもコルカ渓谷のツアーを催行しています。
ホステルなど宿泊施設でも提携している旅行会社のツアーを紹介してくれます。

でも、私はそういったツアーには行かなかったのです。
なぜなら「きつそう」だから。
コルカ渓谷はハイキングの名所としても有名で、ほとんどのツアーがハイキングをメインとした内容となっています。
多くのツアーは朝3時にアレキパを出発し、2泊3日でひたすら急斜面をハイキングします。
しかも宿は他に選択肢がないので渓谷の底にある宿で大部屋。
景色はきれいだろうけどきつそうだなー…というのが複数の旅行会社で話を聞いた感想でした。
そんな中、最後の1軒にしよう!と思って入った旅行会社が「Colca Trek」でした。
Colca Trekのツアーを選んだワケ
オフィスに入ると、オーナーのVladoさんがツアーの概要を説明してくれたのですが、他の旅行会社とまったく違う内容でびっくりしました。
ハイキングもするけど大自然を味わうのがメインのツアー構成となっており、宿も豪華。
他のツアーより費用は高いですが、納得の内容でした。
しかも、オーナーのご厚意で割引価格で申込できました。
この時伺ったツアーの内容をざっくりご紹介します。
最新情報は変更されている可能性がありますので詳しくはお問い合わせくださいね!
ツアーの概要(2023年12月時点)
料金
合計740ソル、約28,000円でした。
参考までにツアーを多く扱うウェブサイト「Viator」で他のツアーを確認すると、1泊2日の場合10,000円代のツアーが多いです。

料金は他のツアーと比較すると倍近くお高め。
食事・宿
- 1泊2日
- 4食付き
- 部屋はツインの個室
- プライベートバスルーム付き
- コルカ渓谷の見えるバルコニーあり
ツアーの見どころ
- 奇岩を眺める
- 野生動物と触れあう
- コルカ渓谷を歩く
- マウンテンバイクで爆走
約2〜3倍の値段のツアーにした理由をじっくり紹介していきます!
ツアー1日目
宿でお迎え
朝7時半頃、宿までお迎えに来てくれます。
今回はフランス人ふたり旅の女の子たちと3人でプライベート感満載でした。10〜14人程度乗れるバンに3人とガイドさんで向かいます!

パンパ・カナワス国立保護区で〇〇に遭遇!
コルカ渓谷に向かう道中、パンパ・カナワス国立保護区を訪れます。
ここにはリャマに似た野生動物、ビクーニャが生息しています!

リャマやアルパカがたくさん見られる中、ビクーニャを見られるのはなかなか珍しいそう。バスを停めてじっくり観察できました。
南米大陸に暮らすラクダ科の動物の中で、家畜化されたリャマやアルパカと異なりビクーニャは野生種。
標高3,500m以上のアンデス山脈の高地で家族単位で群れを作って暮らしています。
細いエレガントな身体つきが美しいです!

人間に慣れない性格だそうで、車から降りずに眺めます。尊い…!

一方、アルパカは普通に車の前後を横切ってきたりする笑
まるで宇宙?奇岩に囲まれる
次に到着したのがここ、ミスティ火山の東側に位置する奇岩のエリア!
塔のように背の高い奇岩が所狭しと並んでいるスター・ウォーズのような景色に圧倒されます。

コルカ渓谷の一帯は「環太平洋火山帯(ウィキペディアのページに移動します)」に位置する火山のエリアです。
ミスティ火山はハワイの火山のようにマグマが噴出するのではなく、きのこ型の煙が出る性質があるそう。煙が積もって地層のようになったものが奇岩を成形しています。


ミスティ火山の展望台に到着したものの…
次は、ミスティ火山をはじめ7つの火山が一望できるというエリアへ。

この日はお天気に恵まれず、霧しか見えませんでした!

コルカ渓谷を歩く
そんな大冒険をしているうちに本日の宿に到着し、昼食を食べたら夕方のハイキングへ!
1時間半ほどの簡単なハイキングですが、待ち構える景色は絶景です!

コルカ渓谷の眼下にはコルカ川が流れ、その深さはなんと4,160mにもなる箇所もあります!
世界で最も深い渓谷のひとつとして知られ、ハイキング好きにも人気です。

こんな壮大な渓谷の周辺に小さな街がちらほら点在しているのも見えました。
とうもろこし畑がたくさんあります。

贅沢な宿!
宿は「Colca Trek Lodge」というきれいなホテル。
私はひとりなのにツインのお部屋が割り当てられ、とっても贅沢に過ごしました!

バスルームもきれいで快適!

部屋の窓からコルカ渓谷が見え、庭にロバもいました。

食事はホテルのレストランで取ります。レストランの中央には暖炉があり、広々としています。
今回は宿泊客が私たち3人だけだったのでちょっと寂しいですが、大勢いたら暖炉の前でゲームやカードをするのも楽しそう!

食事は1泊2日で4食付き。
この日のメインはチキンでした。白米と薄切りのフライドポテトが添えられています。ペルー料理はやはり日本人に馴染みやすい味です。

ツアー2日目
コルカ渓谷の朝日にうっとり
コルカ渓谷の朝日を眺めたくて、2日目は早起きしました。部屋からも明るくなってきたのがわかります。

昨日ハイキングしたエリアをなぞるように朝日がよく見えるスポットを探します。
ここか…!

なによりコルカ渓谷の朝はとても静かで、空気が澄んでいて気持ちいい。贅沢な時間を満喫して朝ごはんに向かいました!
〇〇を探してわくわく
コルカ渓谷で有名なのが、コンドル!
飛ぶ鳥の中では世界最大級のサイズを誇るコンドルはアンデス山脈に生息しています。
クルス デル コンドル(Cruz del Condor)の展望エリアはコルカ渓谷の底から約1,219mにあり、滑空するコンドルを間近に見られる絶景スポットです!
ここは観光客に人気なので混みあいます。

私たちは朝早く到着してコンドルが見られるまでしばらく滞在しました。

コンドルは死んだ動物を食べるので、人間にとって有害な病気を予防する役割があると考えられているそう。
6歳以上は大人で黒と白の首元が特徴。ダークブラウンの色味はまだ子どもです。飛び方を学ぶため大人の後を飛ぶのだそうです。
私のいた位置ではコンドルは見られず、残念…
本物を見られなかった方に朗報!コンドルの着ぐるみを来たパフォーマーもいます。笑

とうもろこし畑を爆走!
2日目のもうひとつのメインイベントはマウンテンバイク。
コンドルの展望エリアからすぐの広大なとうもろこし畑をマウンテンバイクで駆けおります!道は舗装されているので走りやすく、快適です。
この時期はとうもろこしが青々と生っていて、コルカ渓谷とはまた違う景色が楽しめます。
見渡す限り全部とうもろこしです!


一路アレキパへ!
大興奮のマウンテンバイクを降りたらバスに乗り込み、アレキパに帰ります。
コルカ渓谷の雄大な絶景と野生動物たち。大満足で気持ちはほくほくしていました。
帰り道で突然ガイドさんが興奮気味にバスを停め、外に出るように言われました。

さっき見られなかったコンドルが、バスのすぐ近くを飛んでいたのです!
ツアーの最後にお見送りしてくれてるのかな~と感無量。
コンドルに見送られながら、今度こそアレキパへ帰ります!
まとめ
この記事では、ペルー・アレキパから行けるコルカ渓谷のおすすめツアーをご紹介しました。
ツアーでは以下のような見どころがたくさんあります!
- 宿でお迎え
- パンパ・カナワス国立保護区で〇〇に遭遇!
- まるで宇宙?奇岩に囲まれる
- ミスティ火山の展望台に到着したものの…
- コルカ渓谷を歩く
- 贅沢な宿!
- コルカ渓谷の朝日にうっとり
- 〇〇を探してわくわく
- とうもろこし畑を爆走!
アレキパにお越しの際は、ぜひコルカ渓谷で大自然を堪能してみてください。
今回は以上です。
ペルーの旅についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。


Have a wonderful day 🙂
may
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