世界一周や長期の海外旅行を計画している方、
- 世界一周の定義ってなに?
- どうやって世界一周のルートを決めたらいい?
- 具体的な世界一周のルートの例を知りたい!
こんなお悩みをお持ちではないですか?
◉本記事の内容
- 世界一周の定義!世界一周航空券ってなに?
- たったの4STEP!ルートの考え方
- 世界一周のルートの具体例をご紹介!
スターアライアンスの世界一周航空券を利用して世界一周ひとり旅に出発する私が、実際にルートを検討した際の経験を踏まえて詳しく解説します!
この記事は私のケースを念頭にしていますが、どの方法で世界一周をする場合でも必要な準備などは参考にしていただけますのでぜひ最後までご覧ください。
世界一周の定義!世界一周航空券ってなに?
世界一周の定義を確認しよう
世界一周の定義は、
「大西洋と太平洋を同じ方向に1度ずつ渡って出発地に帰ってくること」
と言われています。
つまり、すべての国や大陸に行くことを指すのではなく、「地球を一周する」といった感じでしょうか。
ロマンがありますよね。
世界一周の方法は大きく分けてふたつ
世界一周航空券を利用する
スターアライアンス(ANA系)、ワンワールド(JAL系)などの航空会社のグループが提供する「世界一周航空券」を利用する方法です。
世界一周航空券は利用できるフライトの回数や期間などに制限があるものの、正規の値段と比較すると格段にお得な金額で飛行機を利用することができます。
どの航空会社のグループがよいかは、行先によって異なりますので興味のある方は調べてみてください。
ちなみに、私の旅のテーマは「中南米をゆっくり周る」なので、中南米に強いスターアライアンスを選びました。
例えばスターアライアンスでは以下のような航空会社を利用できます。
- ANA
- ユナイテッド航空
- アビアンカ航空
- エア・カナダ
- タイ国際航空
- シンガポール航空
- ルフトハンザ ドイツ航空
LCCなどを活用して自分で手配する
世界一周航空券を使用せず、LCCなどの航空券を自分で手配して移動していく方法です。
LCC(Low-cost Carrier、格安航空会社のこと)は、ANAやJALなどの「レガシーキャリア」と呼ばれる航空会社と比べて航空券が安いことが多いです。
出発前に航空券を予約する世界一周航空券と異なり、自己手配で移動する場合は旅の期間や次の移動先をその場で決めることができるため、自由度が高い方法です。
世界一周航空券とLCCのメリット・デメリット
世界一周航空券のメリット
- 1便当たりの航空券が安い
- スターアライアンスなどの航空会社を利用できる
世界一周航空券のデメリット
- 先にルートを決める必要がある
- 就航していない地域などは自己手配となる
- 自己手配の範囲が多くなると結局交通費が割高になってしまう可能性がある
LCCのメリット
- 自由度の高い旅ができる
- 航空券の費用を抑えられる
LCCのデメリット
- 利用する航空会社によって荷物やサービスに制限がある
- 次の行動を常に自分で決める必要があり、旅に慣れた方のほうが向いているかも
プロに依頼するのもあり!
世界一周航空券は、スターアライアンスのサイトから自分でルートの作成と予約ができます。
ルートの検討だけでも活用できますのでご参照ください。
私は初めての長期旅行であることや中南米の旅程を検討する際に安全性などを十分考慮するために、世界一周堂にサポートを依頼しました。
無料のセミナーを開催されることもあるようなので、興味のある方はサイトをのぞいてみてくださいね。
ただし、最近はパンデミックの影響で以前の通りの開催は少ないようです。
たったの4STEP!ルートの考え方
STEP1:行きたいところをひたすら挙げる
ガイドブックやSNSなどを見ながら、旅で行きたいところ、やりたいことを思いつくだけ書き出します。
「マチュピチュに行く」や「メキシコで「死者の日」のお祭りに参加する」など、大きなことから小さなことまで、とにかく挙げていきましょう。
STEP2:ベストシーズンと滞在期間を確認する
STEP1で挙げた項目について、さらに調査をしていきます。
例えばマチュピチュなどの自然の多いところに行く場合、以下に注意が必要です。
- 12月~2月は雨期
- インカトレイル(マチュピチュまでトレッキングできるコース)は雨期のため2月に閉山する
このことから、遅くとも11月くらいにはペルーに到着しておきたいな、という予測がたちます。
また、特定のイベントやお祭りなどに参加する場合はその日程に間に合うように移動しなければなりません。
このようなピンポイントで押さえておくべき日程も書き出しておきましょう。
STEP3:優先度を考える
行きたいところ、やりたいことを書き出していくと、おそらく長~いリストができあがります。
しかし、予算や期間を考えるとすべてをルートに組み込むことはできませんよね。
そこで、リストに挙げた訪問先に優先度をつけていきましょう。
- 最優先で行きたい
- できるだけ行きたい
- もし余裕があったら行きたい、迷っている
ここで1点ポイントです。
それは、「欲張りすぎないこと」!
ルートを検討していると期待が膨らんで、行きたいところがどんどん増えていきます。
そのせいでどのような旅にしたいか、迷子になってしまうのです。
大事なのは、欲張りすぎないこと。
人生で旅ができるのは1度きりではありません。
今回の旅が実現できるあなたなら、きっとまた次の機会を作れるはずです!
例えば私の場合、旅の目的である中南米の滞在期間を十分に確保するため、今回はオセアニア(オーストラリア、ニュージーランド)は別の機会に行こうと決めました。
STEP4:ルートを検討する
STEP1~3で準備が整ったら、いよいよルートを検討しましょう。
ここでは、スターアライアンスのサイトを例に説明します。
1.スターアライアンスのサイトを開く
以下のリンクからスターアライアンス 世界一周のページを開きます。
「新しい旅を始める」に基本情報を入力しましょう。
2.「次の目的地」を追加する
画面左側で次の目的地を入力すると、マップ上でそのエリアが表示されます。
マップの左下にある通り、直行便と経由便が選択できます。
例えば目的地に「メキシコシティ」を入力すると、東京から直行便がありました。
到着地を選択するとカレンダーが表示されますので、いつまで滞在するか日付を選択します。
日付を選択すると画面左側に目的地がひとつ追加されました。
3.1~2を繰り返す
これを繰り返してルートを作成します。
マップ右下にある通り途中降機の回数(フライトの数)とマイルに制限がありますので、それを超えない範囲でルートを検討しましょう。
世界一周のルートの具体例をご紹介!
最後に、私のルートを紹介します。
世界一周のルートを検討する方の参考になれば幸いです。
検討過程の様子
STEP1~3の検討の結果、「最優先で行きたい」となった行先は以下の通りです。
国 | 行きたいところ、やりたいこと |
メキシコ | オアハカで語学学校に通う グアダラハラで友人に会う メキシコシティ周辺の遺跡巡り |
ペルー | クスコ マチュピチュ インカトレイルの3泊4日トレッキングツアー |
チリ、アルゼンチン | パタゴニア イグアスの滝 ロス・グラシアレス国立公園 トーレス・デル・パイネ国立公園 最南端の街ウシュアイア |
ギリシャ、イタリア、スイス | 母と合流して旅行 |
ポーランド | アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所 |
タイ | バンコクで友人に会う バックパッカーの聖地 カオサンロードに行く チェンマイ |
「できるだけ行きたい」国々はこちら。
国 | 行きたいところ、やりたいこと |
エクアドル | ガラパゴス諸島 |
ボリビア | ウユニ塩湖 |
トルコ | イスタンブール |
モロッコ | マラケシュ |
ヨーロッパの国々 | スペイン、イタリア、フランス、 アイルランド、ドイツなどを観光 |
最後に、「もし余裕があったら行きたい、迷っている」国々はこちらです。
国 | 行きたいところ、やりたいこと |
グアテマラ | 先輩旅人やSNSなどでよくお勧めされる ただ、グアテマラの滞在期間を追加すると、 マチュピチュの訪問が雨期になってしまうかも… |
ブラジル | イグアスの滝をアルゼンチン側から観光したあと、 陸路でブラジルに入国予定 だが、その後ブラジルをゆっくり周るか決めきれず… |
最終的なルート
世界一周堂の担当者様とさんざん相談した結果、以下のルートに決まりました!
東京→メキシコシティ→パナマ(乗継)→キト//リマ→ボゴタ→ブエノスアイレス//サンパウロ→リスボン→カサブランカ→リスボン(乗継)→マドリッド//ワルシャワ→フランクフルト→イスタンブール→バンコク→東京
※「→」はフライト、「//」は自己移動です。
「できるだけ行きたい」までをすべて組み込んだルートを作成いただきました。
ヨーロッパ内は鉄道など飛行機以外の選択肢も多いため、自己手配での移動が多めになっています。
世界一周航空券の制限範囲に見事収まりました。
- 31787マイル利用(最大34000マイルまで基本運賃変動なしで利用可能)
- 16区間利用(最大16区間まで利用可能)
最後に
というわけで、世界一周のルートの決め方をご紹介しました。
世界一周の準備や旅の様子をインスタグラムでも発信していきますので、よかったらフォローお願いいたします!
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