いまや海外旅行の必需品となったスマートフォン。
では海外でどのようにインターネットに接続するか、検討されていますか?
- 海外でどうやってネット利用するんだろう?
- Wi-FiとSIM、なにが違うの?
- おすすめの通信手段が知りたい!
こんな悩みをお持ちではないですか?
1年間の世界一周ひとり旅を終えた私が、Wi-FiやSIMを含め、海外旅行でおすすめの通信手段をご紹介します!
海外でネット利用する方法3選
海外でご自身のスマホからインターネットを利用する方法は大きく分けて3つあります。
違いやそれぞれのメリットを解説します!
Wi-Fiを利用する
「Wi-Fi」は、パソコン、スマホなどのネットワーク対応機器に無線で接続する技術のこと。
ご自宅やオフィスなどでインターネットが使えるのは「Wi-Fiルーター」と呼ばれる機械を設置して中継しているためですね。
海外でも同様で、Wi-Fiを利用してインターネットに接続する方法は2つあります。
ルーターをレンタルする
通信会社からWi-Fiルーターを一時的にレンタルする方法です。
ポケットサイズのルーターを持ち歩くことで、いつでもインターネットに接続できます。
以前「イモトのWi-Fi」を利用した際は、訪問する国を指定する必要がありました。
手元にルーターを持っているので接続がよく、問題なく利用できました。
数人でWi-Fiをシェアすることもでき、グループや家族での旅行ではとても便利です。
ルーターレンタルのメリット
- 複数人でシェアできる
- 接続しやすい
- 接続にパスワードが必要なため安心
ルーターレンタルのデメリット
- ルーター本体を持ち運ぶ必要がある
- ルーターの充電が必要
公共のWi-Fiを利用する
空港やカフェなど、多くの施設で無料のWi-Fiを提供しています。
パスワードが必要な場合もあります。
どこかに接続方法の貼り紙があることが多く、カフェやレストランなどでは店員さんに聞くと教えてくれます。
無料で誰でも接続できる一方、セキュリティが弱いという注意点もあります。
公共のWi-Fiのメリット
- 無料で利用できる
- 空港やカフェなど利用できる場所が多くなっている
公共のWi-Fiのデメリット
- 接続が悪い場合がある
- パスワードがない場合もありセキュリティが弱い
SIMを利用する
SIMカードはお使いのスマホでも使用されているICチップのことで、通信会社の契約情報などが記載されています。
これによって通信会社の回線を使ってインターネットに接続できるのです。
海外で利用可能なSIMカードに入れ替えることで海外でインターネットに接続できます。
SIMは「物理SIM」と「e-SIM」がありますので次の章で解説します!
SIMのメリット
- Wi-Fiのないエリアや外でもインターネットに接続できる
- 現地の通信会社を利用するので接続しやすい
- 現地の電話番号が付与される
SIMのデメリット
- 複数国を周る場合は各国で購入する必要がある
- 国によっては価格が割高になる
- 物理SIMの場合はSIMカードを入れ替える必要がある
海外ローミングを利用する
海外ローミングは、日本の通信会社が提供する、海外でインターネット接続するためのサービスを利用することです。
私は世界一周ひとり旅で楽天モバイルの海外ローミングを利用していました。
これについては別の章で詳しくご紹介します。
海外ローミングのメリット
- スマホの事前設定や追加料金が不要
- Wi-Fiのないエリアや外でもインターネットに接続できる
海外ローミングのデメリット
- 場所によっては接続しづらい場合がある
- サービスに対応していない国では別の通信手段が必要になる
通信手段の比較
ここまでご紹介した通信手段を比較してみるとこんな感じ。
費用 | 繋がりやすさ | 楽ちんさ | |
Wi-Fi | ◎ | △ | ○ |
SIM | △ | ◎ | △ |
海外ローミング | ○ | ○ | ◎ |
個人的なおすすめは以下の通り!
- Wi-Fiルーターのレンタル:複数人での旅行(特にご家族)
- SIM:1~3か国を周る旅行
- 海外ローミング:世界一周など、訪問国が多い旅行
SIMカード、e-SIM どっちがいいの?
ここまでの解説で、「SIMにしよう!」と思った方。
さらにSIMカード(「物理SIM」)とe-SIMという選択肢があります。
その違いも見ていきましょう。
物理SIM
物理SIMは名前の通り、SIMカード本体を入れ替えて使用する方法です。
現地の通信会社のICチップを購入して、現在スマホに挿入されているSIMカードを取り出して入れ替えます。
入れ替えたSIMカードは日本帰国時に再度必要になりますので大切に保管しましょう。
SIMカードは空港や街中で購入することができます。
「○日○GB」などの表示がありますので、必要な日数に足りるものを買いましょう。
ちなみに、SIMカードの取り出し口に挿し込む専用のピンがありますが、これはピアスの先で代用できます。
私はこれで数人の危機を救いました笑
e-SIM
e-SIMは、物理SIMの代替となるもので、オンライン上で完結するSIMです。
「airalo」などのアプリを利用して必要な国のSIMを必要な日数分契約します。
すべてスマホ上で手続きが完了し、実際のSIMカードを入れ替える必要はありません。
国によって割高になる場合がありますが、手間のかからなさはピカイチです!
旅行中に元のSIMカードをなくす心配がなく安心ですね。
私のおすすめ通信手段!楽天モバイルの例
ここまで複数の通信手段を紹介してきました。
1年間の世界一周ひとり旅で私が何を使っていたかというと、楽天モバイルの海外ローミングです!
1年間使ってみてまったく問題ありませんでした。
楽天モバイルのメリット
私は世界一周前から楽天モバイルを使用していました。
そのまま同じスマホを使えたらいいな~と思って調べていたら、海外ローミングのサービスを発見したのです。
楽天モバイルは海外でも2GB無料!追加設定なしでそのまま使える | 国際サービス | オプションサービス | 楽天モバイル
私が思う楽天モバイルを使用するメリットは3つあります。
楽天モバイルのメリット1:事前の準備や追加料金が不要!
楽天モバイルを事前に使用していれば、何か事前に登録したり新たなサービスを契約する必要はありません。
海外ローミングの費用が別途かからないのも助かりました。
楽天モバイルのメリット2:対応の国が多い!
楽天モバイルは73の国と地域で使用できます。
私は中南米→ヨーロッパ→アジアと24か国を旅しましたが、使えなかったのはたった2~3か国でした。
楽天モバイルのメリット3:設定が簡単!
次の国に到着したら、ネットワークの設定をするだけ。
2~3分で設定が完了し、初めて訪問する国でインターネットに接続できちゃいます!
設定方法は次の章で詳しく紹介します。
設定方法
ここではiPhoneの設定方法をご紹介します。
Androidの方は、楽天モバイルのサイトに詳しく設定方法が掲載されていますのでそちらもご覧ください。
海外ローミング(データ通信)ご利用方法 | 通話/通信サービス(国際) | お客様サポート | 楽天モバイル
出国前
海外ローミング設定をオンにする
my楽天モバイルのアプリまたはウェブサイトから設定できます。
到着後
データローミングをオンにする
iPhoneの「Setting」>「Cellular(データ通信)」>「Primary(主回線)」を選択します。
「Data Roaming(データローミング)」をオンにします。
通信会社を選択する
上の画面で「Network Selection(ネットワーク選択)」のメニューを選びます。
メニューが表示されるまでに少し時間がかかる場合があるので待ちましょう。
「Network Selection」の中から接続できる通信会社を選びます。
国によって複数の通信会社があるので楽天モバイルを使ってうまく接続できる会社を選ぶ必要があります。
事前に調べることもできますが、設定画面だけで簡単にできます。
- 「Automatic」をオフにする
- 上からネットワーク名をタップして、画面右上に「5G」または「4G」と表示されるか確認する
- 「5G」または「4G」で接続できたら完了
帰国後
海外ローミング設定をオフにする
my楽天モバイルのアプリまたはウェブサイトから設定できます。
楽天モバイル以外にも!
私はもともと楽天モバイルユーザーだったので楽天モバイルを選びました。
最近ではahamoでも同様のサービスを行っているようです!
ご自身に合うものを選んでくださいね。
まとめ
海外旅行でインターネットを利用するための通信手段をご紹介しました。
ご自身に合うものを選んで海外旅行を快適に楽しんでくださいね!
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