世界一周や長期で海外に行く方、ワクチン接種はお済みですか?
特に世界一周で様々な国を訪問する場合、必要なワクチンを接種していなければ入国ができないこともあります。
2023年9月から世界一周ひとり旅をしてきた私が、世界一周に必要なワクチン接種についてまとめて解説します。
この記事でわかること
- 接種が必要なワクチンを確認しよう
- ワクチン接種に必要な期間、費用
- たったの3ステップ!ワクチン接種の予約や受診の方法
実際にワクチン接種をした際の経験を凝縮しました。同じようにワクチン接種を受ける必要がある方はぜひ最後まで読んでください。
※この記事の内容はあくまでも私の体験談であり、私は専門家ではありません。必ず最新情報をもとにご自身で判断してくださいね!
接種が必要なワクチンを確認しよう
私の旅程と接種したワクチン
私の旅程はざっくり以下の予定です。
- 1年間で世界一周
- 北米からスタートする東回りのルート
- 中南米に7ヶ月程度滞在し、残りの期間でヨーロッパ、アフリカ、アジアを周遊
旅程を踏まえ、以下7種類のワクチンを接種しました。
- 黄熱(1回)
- A型肝炎(2回)
- B型肝炎(2回)
- 狂犬病(3回)
- 破傷風(1回)
- 腸チフス(1回)
- 風疹(1回)←旅行とは関係ありませんが未接種のため追加
これに追加で高山病予防薬を処方いただきました。
訪問先のリストと滞在期間から検討する
まずは自分が行く国のリストをもとに、どのワクチンが必要か確認しましょう。
厚生労働省のサイト(FORTH)で確認できます。
海外渡航のためのワクチン(予防接種)
「海外渡航で検討する予防接種の種類の目安(地域別)」に記載されている表を使って、訪問先と滞在期間を照らし合わせて必要なワクチンを確認します。
例えば私の場合、「南アメリカ」に滞在予定なので「黄熱」が必須とわかります。
南米やアフリカに行く方は、黄熱のワクチンが必須です。
黄熱のワクチン接種を受けられる機関は少ないので、よくご確認ください!
入国時や乗継時に黄熱予防接種証明書を要求する国もあるようですが、1年間の世界一周ひとり旅で提示を求められたことはありません。
お医者様と相談の上、接種するワクチンを決める
上記のウェブサイトを利用して必要なワクチンの目処をつけたら、医療機関でお医者様と相談して最終的に接種するワクチンを決めます。
気になる点は相談してみましょう。
私は腸チフスと風疹は考えていませんでしたが、旅程と私の接種履歴を確認してお医者様がお勧めしてくださったのでまとめて接種しました。
ワクチン接種に必要な期間、費用
ワクチン接種に必要な期間
医療機関に問い合わせたところ、ワクチン接種はだいたい4週間、3回くらいの来院で完了できるとのことでした。
私は2023年8月~9月の間に出発予定だったので、出発の1~2か月前から開始すれば問題ありませんでした。
ワクチンによっては複数回の接種が必要で、2週間程度の期間を空けなければならないものがあります。数週間かかると想定して余裕をもって開始しましょう。
ワクチンの種類や医療機関によって異なりますので事前にご確認ください!
ワクチン接種の費用
私の場合、すべて合わせてワクチン接種に11万円かかりました。
項目 | 金額 |
---|---|
初診・再診料 | 4,360円 |
黄熱ワクチン | 17,000円 |
A型肝炎 | 14,000円 |
B型肝炎 | 11,400円 |
狂犬病 | 40,500円 |
破傷風 | 3,400円 |
腸チフス | 8,800円 |
風疹ワクチン | 5,000円 |
高山病予防薬 | 730円 |
税込合計 | 115,709円 |
たったの3ステップ!ワクチン接種の予約や受診の方法
ステップ1:ワクチン接種に対応している医療機関を選ぶ
接種するワクチンを調べたら、どこでワクチンを接種するか決めましょう。
同じくFORTHのサイトで確認できます。
FORTH|予防接種実施機関
また、海外渡航に強いトラベルクリニックを探してみるのもおすすめです。
国内トラベルクリニック
私は以下の観点で検討し、東京医科大学病院の「渡航者医療センター」に決めました。
- 黄熱ワクチンを取り扱う機関であること
- 自宅から通いやすい地域にあること
渡航者医療センターのサイトはこちらです。
渡航者医療センター|診療部門案内|東京医科大学病院
世界一周経験者の方々のブログやYouTubeをみていると、タイの「スネークファーム」と呼ばれる機関で接種する方もいるようですね。
私は東回りのルートなので選択肢に入れられませんでしたが、気になる方は調べてみてください。
ステップ2:旅程を伝えて予約する
渡航者医療センターの予約受付は電話のみなので平日にお電話しました。以下の情報をお伝えし、初回の来院を予約します。
- 世界一周を予定している(中南米、欧州、アジア)
- 期間は1年間
- 出発は9月頃(電話したのは出発の3ヶ月半ほど前でした)
接種の流れ
予約の際に電話口の方が接種の流れを口頭で説明してくださいました。
医療機関によって異なると思いますので、詳細はご自身のクリニックに確認してくださいね。
- 接種にかかる期間:4週間程度、3回くらいの受診で完了
- 流れ:初回来院時に担当の先生とワクチンの種類や接種のスケジュールを相談し、体調に問題なければ初回来院時から接種を開始する
- 注意事項:新型コロナウィルス感染症のワクチン接種の前後2週間は他のワクチンを接種できない
こちらから伝えること
初回来院時までに、問診票と訪問先の国と期間をまとめた旅程表を提出しました。
医療機関によって旅程表が必要かは異なるかと思いますが、旅程を先生と共有すると必要なワクチンのアドバイスをいただけるので有効だと感じました。
私は滞在先の国と期間に加え、滞在先でやりたいアクティビティ(ハイキングなど)もお伝えしました。
受診時の持ち物
- 保険証
- パスポート(黄熱ワクチンの接種証明書発行のため)
- 母子手帳(ワクチン接種履歴の確認のため)
母子手帳を持参したことで、風疹ワクチンを接種していないことに先生が気づいてくださいました。
風疹は世界一周とは直接関係なかったのですが、今後のために受けた方が良いとのことでまとめて接種することにしました。とても丁寧に対応してくださる先生でした!
ちなみに、渡航者医療センターではオンラインによるワクチン相談も受け付けているみたいです。遠方にお住まいの方など、まずは相談だけしてみるのも良さそうです。
オンラインによるワクチン相談
ステップ3:ワクチン接種を受ける
必要なワクチンの種類を決める
問診表と旅程表、母子手帳を先生が確認して必要なワクチンを一緒に検討します。
それぞれのワクチンがどのような病気を予防するのか、どの地域で感染の可能性が高いか、など詳細に説明いただきました。
接種スケジュールを決める
接種するワクチンの種類が決まったら、接種が必要な回数をもとに接種スケジュールを相談します。
体調に問題がなければ、初診の当日から接種開始が可能でした。
黄熱ワクチンの接種証明書を受け取る
黄熱ワクチンは初回で接種が完了しました。その日のうちにパスポート情報をもとに黄熱ワクチンの接種証明書を発行してもらいます。
この証明書は入国時に提示を求められる場合があるそうなので、必ず取り出しやすいところに保管しましょう。私は証明書を使用する機会はありませんでした。
ワクチン接種を必要な回数受ける
初回の来院後、作成したスケジュールをもとに必要な回数だけ接種を受け、ワクチン接種は完了です。
渡航者医療センターではどのワクチンを接種したかわかるようにカードに情報をまとめてくださいました。
万が一旅行先で病気やケガをした際に、お医者さまが見れば接種歴がわかるようになっています。
まとめ
私が接種したワクチンは6種類、3回の受診で接種が完了しました。所要期間は約1か月、費用は11万円でした。
ワクチン接種後は特に副作用などもなく、普段通り生活できました。
渡航者医療センターの先生はとても親身に相談に乗ってくださり、安心して任せられました。
ちなみに費用を抑えたい方は、前述の通りタイのスネークファームが格安でワクチン接種を受けられることで有名です。
世界一周をする方はそのためにタイから始める方もいるそうですが、私はルートの関係でスネークファームを利用できませんでした。
日本で接種したので費用は高かったです。ですが先生の丁寧な対応と日本にいる間に完了できた安心感がありました。
ワクチン接種は世界一周に必須です。ぜひきちんとワクチンを接種して万全の状態で旅を楽しんでください!
あなたの旅を応援しています!
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Have a wonderful day 🙂
may
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