こんにちは、mayです!
1年間の世界一周ひとり旅で24か国83都市を訪問し、現在は移住先を探す「旅と暮らしのあいだ」の旅を継続しています。
世界一周や海外旅行をしたい方、こんな希望はありませんか?
- 観光だけじゃなく一味違う体験をしてみたい!
- 現地の人と知り合いたい!
- 費用を抑えて旅したい!
そんな方におすすめしたいのが「Workaway」!日本ではあまり知名度が高くないかもしれませんが、旅×ボランティアでよりディープな旅をするのに最適な方法なんです。
記事前半では「Workawayってなに?」を解消する説明や始め方の紹介、後半では実際にニュージーランドでWorkawayをやってみた体験談と魅力、注意点なども詳しく共有します!
Workawayに興味のある方はぜひ最後まで読んでみてください!
Workawayとは?:世界中のホストと旅行者をつなぐプラットフォーム
Workawayってなに?ざっくり説明!
Workawayは、世界中の「手伝ってほしいホスト」と「現地体験をしたい旅人」をつなぐプラットフォーム!
旅人は1日数時間(だいたい4〜5時間)お手伝いをする代わりに、滞在先で宿泊や食事を無料で提供してもらえるしくみです。
お手伝いの内容はさまざまで、たとえば:
- 家庭菜園や農作業
- 家の掃除やペンキ塗り
- 子どものお世話や語学サポート
- ペットの世話
- ゲストハウスの受付や掃除 など
いわゆる「労働」ではなく、文化交流や助け合いを目的としたボランティアベースのしくみ。
語学力や特別なスキルがなくてもOKで、現地の人とリアルにつながれる新しい旅のかたちとして、欧米ではかなりポピュラーです。
日本ではまだあまり知られていませんが、旅の費用を抑えつつ、深い体験ができる方法としてとってもおすすめです。
ちなみに、「WWOOF」「Worldpackers」など、類似するサービスはたくさんあります!いくつか見て自分にいちばん合うものを探してみてください。
Workawayに登録しよう!
まずはサイトからWorkawayにメンバー登録をしましょう。

登録は有料で、料金は以下の通りです。
Solo Traveler US$ 59 per year | Solo Traveler Plus + US$ 79 per year |
Couple/ Friends US$ 69 per year | Couple/ Friends Plus + US$ 89 per year |
ひとり旅ならいちばんベーシックな$59のもので問題ありませんでした。
登録したら、プロフィールを作成します。
旅行先や期間、旅の目的などを詳しく書いておくと、ホストに自分のことが伝わりやすいのでおすすめです!
さらに興味のある仕事や体験などを記載すればホストの求める仕事とマッチしているかお互いに確認できます。
Workawayでホストを探してみよう!
登録が完了したらホストを探してみよう!
滞在したい都市や仕事内容などから探すことができます。

気になる滞在先があればメッセージを送って、空き状況や滞在期間などを確認しましょう。
「滞在時期が合わない」、「レビューがないと受け入れられない」などの理由で断られたところもありました。
実際に滞在することになったホストともメッセージのやり取りを重ね、以下の点などを確認、合意しました。
- 滞在時期の調整
- 部屋をほかのWorkawayerとシェアするがよいか
- 仕事内容は庭仕事がメインで、外の作業や力仕事もあるが本当に大丈夫か
特に仕事内容については、私が東京出身で経験もなかったので心配してくれていました。
私も「頑張ります」としか言えませんでしたが、ホストに教えてもらいながら頑張れました!
ホストを選ぶには、レビューの多さや仕事内容や条件が明確か確認するとよいです。
レビューが多いホストはWorkawayerを多く受け入れている経験があり、その人のレベルに合った仕事を振ってくれたり、人当たりがよく共同生活自体もスムーズな可能性が高いです。
条件面では、以下のようなことに気を付けましょう。
- 食事は3食提供されるか、自分で用意する必要があるか
- ホスト宅までの交通手段はあるか(公共交通機関でアクセスできるか、レンタカーが必要か、迎えに来てくれるかなど)
- 労働時間は明確か(Workawayの基本は1週間で1日5時間×5日)
- 外出のしやすさ(食事がつかない場合スーパーが近いか、休日に出かけるところはあるかなど)
WorkawayはホストとWorkawayerのお互いの合意で成り立つもので、ホストも一般の方です。
お互いを尊重しながら、自分に必要な条件などはきちんと確認してミスコミュニケーションが起きないようにしましょう!
Workawayをするのにビザは必要?
滞在する国によっては、Workawayをするためには働けるビザが必要という注意書きが表示されます。
Workawayはボランティア活動に近い内容ではあるものの、宿泊費や食費という形で報酬を得ているとみなされ働けるビザ(ワーキングホリデービザや就労ビザなど)を求められる場合があります。
ビザがなくてもあきらめないで。
滞在希望先のホストに直接相談してみるといいですよ。
例えば、ニュージーランドでWorkawayをするには働けるビザが必要と表示されます。

日本のパスポートがあればニュージーランドに3カ月ビザ不要で入国することができる(旅行などの滞在のみ)ので、私は6週間の滞在でビザを申請する予定はありませんでした。
そこでホストに事情を話して聞いてみたところ、
「ぼくは全然気にしないよ!ニュージーランド政府にはWorkawayerのビザをいちいちチェックするよりもっと大事な仕事があるだろうから大丈夫だよ!」と明るい返事がありました。笑
ただし対応はホストによって異なる可能性があるので、事前に確認するのがおすすめ!
私のWorkaway体験:ニュージーランド北部で庭仕事
私が実際に滞在したWorkawayの体験談を共有します!
ファンガレイというニュージーランド北部の街で、ひとり暮らしのニュージーランド人マイクというホストのお宅に10日ほど滞在しました。(2025年6月)
Workawayerは私を含め4人滞在していました。
仕事内容
主な仕事は庭仕事。
森のような広大な土地を持つマイクは冬の時期に向けて、裏庭を作っているところでした。
マルチと言われるおがくずなどを敷いた庭に、たくさんの植物を植えていきます。
基本的にはずっと外での作業で、雨の日は室内でできる種まきの作業などにしてくれました。

Workaway中の暮らし
基本的に、1週間で5時間×5日分の仕事をこなせば時間の使い方は自由。
冬の時期だったので日が短く、朝は7時まで暗いし夜は17時には暗くなるので明るい間しか外で作業できません。
1日作業する日の流れはこんな感じ。
- 朝8時:起床、朝食
- 朝9時頃:作業開始
- 12時頃:昼食
- 15時頃まで:午後の作業
- 18時頃:みんなで夕食づくり、夕飯
- 22時頃:好きなタイミングで就寝
4人のWorkawayerがいましたが、シフトなどがあるわけではありません。
その日働いてもいいし、休みにしてもいい。長く働いてほかの日を短くしてもいい。
そんな感じでスケジュールはとても柔軟で、午後ハイキングに出かけたりすることもできます。
ホストのマイクはとても優しい人で、ちゃんと休みを取ってるか、ファンガレイの自然も楽しんでね、などといつも気にかけてくれました。
食事ももちろん自由
Workawayの応募条件では食事つきのようでしたが、マイクの体調がすぐれなかったのもあり、Workawayerみんなで食事を作ることが多かったです。
家の食材はなんでも使ってよく、調理器具も過不足なく揃えられていました。
朝食、昼食は各自好きな時間に好きなものを食べ、夕飯はみんなで一緒に食べました。
私はあまり料理が得意ではなかったのですが、料理上手なWorkawayerに教えてもらって一緒に作るうちに楽しくなってきました!
共同生活を送りながらホストやWorkawayerと仲良くなれるのはとても貴重な体験でした!

休みの日のアクティビティ
Workawayは旅のしかたのひとつで、仕事ばかりではありません。
ホストや仕事内容にもよりますが、お世話になったマイクのお宅ではきちんと休みを取るよう言われました。
滞在したファンガレイは、ニュージーランド北島の中でも北のほう!
田舎町で、ビーチも山もあり自然が豊かなところです。(ニュージーランドで自然が豊かじゃないところなんてないかも…?)
休みの日は近くの自然スポットへお散歩に行くのが定番の過ごし方でした!
Whangarei Falls
お気に入りはWhangarei Falls!
広々とした公園で、滝の周りを歩けるトレッキングコースになっています。

滝から流れる川の音を聞きながら歩いていくと、そのまま別の公園に入場できます。
A. H. Reed Memorial Kauri Park

この公園は「カウリ(Kauri)」の木があることで有名!
カウリはニュージーランドでとても大切にされている木で、世界に光をもたらした「森の神」と考えられています。
病気が持ち込まれた過去から、現在は公園に出入りする際には靴を洗うように定められています。
しっかりと汚れを落としてから入場しました!

お出かけのほかにも、Workawayerたちと一緒に料理をして食事をしたり、犬のビリーとたわむれたりと、日本では味わえないような、のんびりとした時間の流れを満喫しました!

Workawayの魅力
魅力①:お金をかけずに旅ができる
「旅に出たいけどお金が…」という人にこそWorkawayをおすすめしたい!
Workawayの登録には$59の費用がかかりますが、それ以外は宿泊費・食費が基本無料。
ひとつの街に長期滞在がしやすいのが、旅人にとっては大きな魅力です。
世界一周ひとり旅で「もっと長くいたい!」と思う街がたくさんありました。でも、特に物価の高いヨーロッパではホテル暮らしで長く滞在するのは難しいですよね。
Workawayなら、1日数時間の仕事さえすれば基本的になにをしていてもいいんです。
リモートで別の仕事をするもよし、滞在する街をとことん散策してもよし、ただのんびりと過ごしてももちろんよし。
お金をかけずに、あなたならではの時間の過ごし方を選べるのがWorkawayの魅力です!
ほかのWorkawayerも、それぞれの理由でWorkawayを利用していました。
ワーホリで滞在していて現地の仕事を探したいアメリカ人や、ギャップイヤーで就職前に旅をしているドイツ人。全然外出しないで家でのんびりしている人もいれば、乗ってきたキャンパーバンの整備をしている人。
余暇の過ごし方もそれぞれです。
魅力②:地元の人とリアルにつながれる
せっかく旅に出るなら、「現地の人と知り合いたい」と思いませんか?
Workawayは、地元の人の価値観や生活習慣に触れるチャンスです。
なぜなら現地のお宅に泊まって、ホストの生活を生で見られ、体験できるから。
私が滞在したお宅のホストのマイクは造園業を営んでいるそう。
3年ほど住んでいる広大な土地の整備と家の建設はまだまだ途中で、Workawayerに手伝ってもらいながら作業を地道に進めているところでした。
日中は本業をこなしながらWorkawayerに作業指示をしてくれ、週末は母親の看病…ととても忙しそうでしたが、自然豊かな場所で犬と気ままなひとり暮らし。
静かで、窓から星が見えて、庭で取れた野菜やハーブを食べる健康的な生活。なんだかとても充実した暮らしに見えました。
魅力③:やったことない体験にチャレンジできる
今回私は植物や種を植えるなど庭仕事に挑戦しましたが、これまでに経験はほとんどありません。
が、スキルがなくても大丈夫!Workawayなら“未経験歓迎”な日常が送れます!
ホストのマイクも私のプロフィールを見て、「東京出身のシティガールが庭仕事って、本当に大丈夫?」と心配してくれていました。笑
なんせ広大な土地なので、マイクのおうちの仕事は幅広くたくさんありました。
私は比較的力のいらない庭仕事でしたが、22歳男性はマルチと呼ばれるおがくずを運んで庭に敷き詰める作業をやっていたし、30歳女性は大工の本職を活かしてホスト宅のドアの取付作業などを任されていました。
Workawayは就職ではないので、できる範囲のお手伝いができれば問題ありません。
心配なら事前のやり取りでホストに直接相談できます。
日本の生活では経験のなかった庭仕事も、想像以上に楽しくて「これからもやってみたいな」と思うきっかけになりました!
Workawayには庭仕事やファームのお手伝いだけではなく、動物の世話やベビーシッター、ホステルの受付などいろいろな仕事があります。
ぜひ自分に合うものやチャレンジしたいことを探してみてくださいね。

Workawayの注意点とリアルな気づき
初めてのWorkaway体験はとても充実したものになりましたが、いくつか気づいた点もあったので共有します!
働く時間・内容は事前に確認を
ホストが募集している内容をしっかり読んだ上で応募するかと思いますが、なにか不安な点やわかりづらい点があれば、自分で判断せずに確認しましょう。
特に庭仕事など肉体労働を含む場合は、どの程度のきつさなのか認識を合わせておくことをおすすめします。
私の場合はホスト側から「本当に大丈夫?」と確認してくれましたが、正直に「経験はなくやる気しかない」と伝えました。
実際の仕事で、植物を植えるために固い地面を掘らなければいけないときがあり、そういう時はホストが手を貸してくれました。
もちろん自分でスムーズにできる人材ならもっとできることもあったと思いますが、ホストは適材適所な仕事を振ってくれます。
あくまでお互いの助け合いで成り立つものなので、苦手なこともやってみる態度が大事かなと思います。
働き方や文化の違いに寛容に
Workawayはホストと旅人がwin-winの関係で立場は対等。
労働時間も基本は週25時間程度と決まっています。
ただ、実際にはお互いの相談で決まる部分も大きいようです。
シフトなどが明確にあるわけではないので、
「何時間働いたかどうやって管理するの?」
「あの子全然やってないけど…!」
という疑問も浮かびました。
また、ホストに依頼される仕事以外にも共同生活で発生する家事はありました(といっても食事の後の食器洗いや週1回くらいの掃除機、買い出しなどの簡単なものですが)。
そういった家事は「労働」なのか…?など、ルールがふわっとしている部分もあるようです。
細かいことを気にしすぎず、ホストやほかのWorkawayerと相談しながらいい塩梅で共同生活を楽しみましょう!
休むことも大事
私がファンガレイに滞在した目的は「Workawayを体験する」ことでした。
冬のニュージーランド北島は日の出が7時過ぎ、日没が17時頃と日が短い。
日が出ているうちに作業5時間程度をこなし、残りの時間は食事をしたりシャワーを浴びたりWorkawayerたちと交流する時間でした。
自然豊かな庭で過ごす時間は心地よく、初めての庭仕事がとても気に入りました!
庭仕事が楽しくて夢中になっていると、ホストがちゃんと休みの日も取っているか心配されました。笑
ファンガレイは小さい街でしたがビーチあり、バスで行ける滝ありと魅力がたくさんあります!
仕事も休みも満喫して充実した滞在にしてくださいね。

Anyaとの出会い
Workawayの魅力や体験談を解説したところで、最後に私のWorkawayで印象的だった出会いを共有させてください。
Anyaは同時期に滞在していたWorkawayerのひとりで、アメリカ出身の元気な女性。
キャビネットなどをつくる大工さんをしている彼女はとてもクリエイティブで、キャンパーバンでニュージーランドをひとり旅しているそう。
Workawayではその職業を活かしてホスト宅のドアを作ったり(!)、外装の工事のお手伝いなどをしていました。

今回の滞在はもっと短い予定でしたが、水漏れしてしまったバンの修理が必要で滞在を延長していました。
Workawayの仕事以外にも朝から晩までバンを修理する姿はとてもかっこいい!
Anyaの人見知りしない性格や歳が近いこともあって、私は彼女ととても仲良くなりました。
彼女はスコットランドで仕事をしていましたが、ニュージーランドに移住するべくビザを支援してくれる大工の仕事を探していました。
スコットランドにいる彼氏さんもいずれはニュージーランドで環境系の仕事をするため勉強中とのこと。
将来を見据えて努力する姿や、でっかいバンを運転するかっこいい姿。
同じ移住先を探す仲間として、女性として、とても尊敬できる素敵な人でした。
彼女から学んだのはそれだけではなく、料理もそう。
彼女は料理がとても上手で、冷蔵庫にある野菜で夕飯のアイディアが無限に出てくる!私が料理はあまり得意ではないのも理解してくれ、でも一緒にやれるように簡単なことから教えてくれました。
いちばん感動したのは野菜をたくさん煮込んで乾麺を入れた即席ラーメン。
簡単な工程かつ安い乾麺なのに野菜の出汁が出てとってもおいしいんです!
家にある野菜でこんなにおいしくバラエティ豊かな食事が簡単にできるなんて、と感動しました。
彼女のおかげで料理に対する苦手意識が少し減り、帰国後も少しずつ料理をするようになりました!
どこによい出会いがあるかわかりませんね…!Workawayをやってみたからこその出会いに感謝です。

観光じゃない旅をしてみたい人へ:Workawayという選択肢
この記事では、Workawayの仕組みと体験談を紹介しました。
Workawayを探すときのポイントをまとめると以下の通り。
- レビューの多いホストか
- 仕事や食事などの募集要項
- 交通手段や周りの観光スポットなど
長期旅行をしたい方や少し違う形の旅を楽しみたい方に、Workawayはとてもおすすめ!
一歩踏み出せば、普通の旅では味わえない経験が待っています。
「知らない国で、知らない人と、知らないことをする」ことで見える自分を見つけに行きませんか?
もし気になった方がいたらぜひWorkawayのサイトに登録してみてくださいね!
私がニュージーランドを旅した理由はこちらにまとめました。

Have a wonderful day 🙂
may
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